舞台劇「だいっきらい。」(劇団アートインAsibina)
2011年5月22日(日) 三根小学校体育館
午後1時開場 午後1時半開演
あびの実の公演というと、
「ああ、幼児・小学生向きの出し物ね」
と思っている人、いませんか?
確かに中学生にもなって、
「親子で観劇」するのを喜ぶ「子」は、少ない(と言うか、いない)。
しかし、しかし、これは大きな誤解です!
表向き幼・小学生対象でも、
中身はなかなかに深く、
酸いも甘いもかみ分けた大人こそ心打たれる作品が多いのです.
実際に見ていないから
100%の保証は出来ませんが(人それぞれで、皮肉屋さんもいるからね)、
今度の「だいっきらい。」も、表題やポスターの絵柄に似合わず、
そうした大人の心の琴線に触れる作品の一つなので〜す!!
何でそう思うのかと問われれば・・・・
まずは劇団からのメッセージをお読みください☆
「だいっきらい。」は感性のアンテナ・・・?!
「だいっきらい。」と言う感情は、なかなか手強く、
表にあらわせられません。
不用意に口に出せば、人間関係を損ね、
ココロを傷つける事も、少なくありません。
しかし、実はこれ、
生命や自尊心にかかわる危機を回避しながら、
自分らしさやよりよい人間関係を模索していく
「感性のアンテナ」なのでは・・・?!
この作品は・・・
観劇を通して子どもたちが
「すき」「きらい」と言う
自分自身の「感性のアンテナ」に気づくこと。
そして・・・
とかく胸の内に閉じこめがちな「だいっきらい」を、
ユーモアや笑いのチカラでのびのびと解放すること。
更には・・・
自分自身と周囲の「だいっきらい」を客観的にとらえ、
創造的なエネルギーに変換していく
「自分つくり・関係つくりのレッスン」として・・・
お届けしたいと存じます。
近頃の(という言葉使いをしてしまうが)子供たちは
人間関係にすごーく気を遣っていると聞きます。
周りと合わせるために好きでもない番組を見たり、
「ちがうな」と思っても、相づちを打ったり。
これ自体は、人間関係を出来るだけ円滑に築くという意味では、
決して全面的に否定すべきことではありませんが・・・
子どもでなくても、例えば被災地の人たち。
芸能人や文化人の慈善コンサートや訪問に対し、
一様に「元気をもらいました」と答えています。
もちろん、ファンならずとも有名人が気にかけてくれることはうれしいし、
せっかくの好意に対するお礼の意味もありますが、
「本当にそうなの」「でも何か言いたいこともあるんじゃないの」
とも思ってしまう。
つまり、みんなと同じことを言うという右倣えは、
バッシングの時でも右倣えになってしまうことと
イコールの危うさがあるんじゃないか。
だから、子供たちの、
友達に合わせていくという意識は、
仲間から外れないようにすることとイコールにもなり、
しかし、ひとたび誰かが外れた時には
外れた子への強力なバリアーを築いてしまう。
つまり、仲間はずれであり、「いじめ」です。
「私と小鳥と鈴と」の中で
「みんなちがって、みんないい」と詠った金子みすゞさんの詩のように、
「人それぞれなんだ」「それぞれであることが貴重なんだ」
という価値観をどこかで持っていたい。
また、「ここはみんなとちょっと違う」というところを
気付いている自分でありたい。
今回の劇「だいっきらい。」のテーマ、メッセージを、
私はこんな風に受け止めました。
さてそのストーリーは・・・
幼稚園で出会った4人。
「だいっきらい。」をキーワードに
約1時間の芝居の中で、あっという間に、
小学生、中学生、高校生、成人、
そして30才まで成長していきます。
観客の子どもたちの年齢を追い越して
成長していくキャラクターに、
彼ら自身の未来を投影しながら
また自分自身の過去や現在を振り返りながら
観ていただけたらと思います。
親子鑑賞会費3000円を特別に設定いたしました。
ぜひ親子揃ってご観劇ください。
会員券取扱店 周蔵商店(2-0039) 八丈書房(2-4646)
富次朗商店(7-0035)
特別会費 大人2500円 高校生以下1000円
親子(大人1+子ども1)3000円 3才以下無料
お問い合わせは下記まで
TEL/FAX 2−4084
Mail hachijyo_abinomi☆yahoo.co.jp
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