- 2013.06.22 Saturday
あびの実公演「みんなのおまつり広場」報告
八丈島おやこ劇場{あびの実」第79回公演
みんなのおまつり広場 民族歌舞団荒馬座
2013年5月25日(土) 三根小学校体育館
午後1時開場 午後1時半開演
心をゆさぶる 太鼓の響き
身体がはずむ 囃子と踊り
そして笑顔の花が咲く
祭りは 元気のみなもと
祭りは ふるさとの心 民族の魂
今 わすれてはならないもの
16年ぶりの荒馬座の舞台は
このメッセージそのものでした。
出だしはアイヌの唄や踊り
純朴な、あるいは勇壮な、アイヌの生活を映し出す。
ちょっとコミカルなバッタ踊りは
アンコールで子供たちも踊ったね。
と、舞台は一転、南国沖縄へ。
観客は手の振りを教わり、唄に合わせる。
あの「スゥィー,スゥィー」という独特の口笛が心地よく
気分はすっかりウチナンチュー。
みんなでカチャーシー!!
縁起物の獅子舞はリアルすぎて子供たちは怖かったかな。
無病息災を念じて獅子が1人1人の観客の頭を噛む。
逃げ出した子どもをケアして私は噛まれそこなった、残念!!
次の舞台は東北青森のねぶたまつり、ならぬ荒馬おどり。
♪ ラッサラー、ラッサラー、ラッサラッサラッサラー ♪
舞台と観客がかけ声を掛け合い、
ハネトならぬ荒馬が豪快に高くはねる。
さあさあ、お次は、八丈自慢の太鼓の出番。
といっても、八丈太鼓じゃあありません。
笛に合わせたお囃子太鼓。打ち手は子どもたち4人+大人1人。
調子を合わせたお囃子と唄、巧みな踊りのおまつり広場。
トリは、ここが見せ場の“ぶち合わせ太鼓”
4人が華麗に太鼓をはたく、踊りながら,舞いながら。
アンコールは子ども観客ほぼ総出のアイヌバッタ踊り。
荒馬座カジ兄さんのあとについて、観客席をぐるっと一回り。
簡単そうでなかなかきつい態勢の踊り。
オバサン,オジサンにはとっても無理。子どもたちならではでした。
各地に残るまつりの唄や踊りを
プロのワザで一級品に仕立て上げたおまつり広場。
ビンちゃん、カジちゃんの男性陣の踊りは勇壮で華麗でカッコ良く
ミーちゃん、いずみちゃんの女性陣の踊りはほれぼれするほど美しく
踊りながら唄いながらのこぼれんばかりの笑顔が
お祭り気分をいっそう盛り上げてくれた舞台でした。